【ハワイのコナコーヒーの特徴】
コーヒー好きならすでにお試しになったという方も多いとは思いますが、ハワイのコナコーヒーはジャマイカのブルーマウンテンと並び称される世界的にも大変評価の高いコーヒーです。その味わいはまず甘い香りが特徴で苦みが少なく柔らかな酸味を楽しめる爽やかなコーヒーになっています。
その名の通り、コナコーヒーの産地はハワイのコナ地区。とても小さな地区ですがここで生産されるコーヒーはハワイ特有の気候や火山が作り出す恵みいっぱいの土壌、そして標高の高さなどの条件が重なることでコーヒー栽培にとって理想的な環境の中、世界最高と謳われるコナコーヒーへと成長していきます。
このコナコーヒーが生産されているハワイ州はアメリカの州のひとつですが、コーヒーの生産が行われているのは唯一ハワイがアメリカ国内での生産地となっています。そのためホワイトハウスでの晩餐会の場ではこのコナコーヒーが振舞われるそうです。世界のトップクラスのゲストが招かれるような公式の場でもこうしてコナコーヒーが使用されているということは、その品質や確かな味への自信をうかがい知ることができます。
コナコーヒーの実はその大きさによって選別され、一番大きいサイズのものを「エクストラファンシー」と呼び、その次のサイズが「ファンシー」、さらにその次は「プライム」と呼ばれています。このエクストラファンシーが最も高級とされ完熟度も高く味わいも良いです。しかし全体の収穫量の15%ほどにしかならないため非常に貴重なものといえるでしょう。