【コナコーヒーが稀少な理由】
ハワイを代表するコーヒーと親しまれている中でも、コナコーヒーはとても希少なものとして扱われています。ブルーマウンテンと並ぶほどの希少さと言われると、コーヒー好きの人なら反応してしまうかもしれません。どうしてこのコナコーヒーが貴重なのでしょうか。
その名の通りハワイの南西部にあるコナ地区で栽培されていて、世界のコーヒーの生産量の1%ほどしかない事から希少なコーヒーとして価値があるのです。場所自体がとても小さく、長さは約32km、幅3.2kmほどの地域で生産されています。ハワイそのものが作る豊かな火山の土壌と雨量、そして程よい日照時間や標高などの様々な条件がコーヒー栽培に適していて、それが美味しいコナコーヒーを作り出す基礎となっています。
コナコーヒーにはグレードもありますが、豆が大きくなる程さらに希少性が高まります。コーヒー豆そのものが大きいほど完熟で高品質なものとされていますが、一番大きなものだとエクストラファンシーと呼ばれてコナコーヒー全体の約15%ほどしかありませんから、それだけ希少なものだというのも実感できるでしょう。一般的にコナコーヒーはまろやかで酸味も少なくすっきりと爽快な後味ですが、等級が上がっていくほどその風味も程よいまろやかさを楽しめるようになっています。
販売されているものはブレンドのものも多々ありますので、購入の際にはなるべくラベルを見て100%のものなどを探してコナコーヒーをじっくり味わってみて下さい。